鼠径ヘルニア手術の病院選びのポイントを解説！

大阪・梅田の鼠径ヘルニア専門クリニック「大阪日帰り外科そけいヘルニアクリニック」です。当院では、成人鼠径ヘルニアを内視鏡（腹腔鏡）による日帰り手術で治療しています。

このような疑問をお持ちの方に向けて、本記事では、鼠径ヘルニア手術における病院選びのポイントについて解説します。ぜひご参考ください。

脱腸（鼠径ヘルニア）とは

鼠径ヘルニアとは、太ももの付け根（鼠径部）の筋肉に穴が開き、鼠径部に膨らみが生じるとともに、腸をはじめとした臓器が外に飛び出す病態を指します。

典型的な症状は、鼠径部にピンポン球のような膨らみが現れることです。この膨らみは、立っている時や力を入れると大きくなり、横になるか力を抜くと凹んだり消えたりするのが特徴です。

鼠径ヘルニアは自然治癒することはなく、治療には手術が必要です。主な手術方法（術式）には、「内視鏡（腹腔鏡）手術」と「鼠径部切開法」の2種類があります。

鼠径ヘルニアの病院選びのポイント

鼠径ヘルニアは、手術によってのみ治療が可能です。手術を受ける際の病院（クリニックを含む）を選ぶ際のポイントとしては、以下の点が挙げられます。

鼠径ヘルニアの受診先を選ぶ際には、治療期間が「入院治療か日帰り治療か」、手術方法（術式）が「鼠径部切開法か腹腔鏡手術か」といった複数の選択肢があります。患者さまの症状や病態、生活スタイルを考慮して、最適な選択をすることが重要です。

なかでも、特に重要なポイントとして挙げられるのが「執刀する外科医の手術実績」です。

執刀医の経験が手術に与える影響

執刀する外科医の手術実績が重要視される理由は、外科医の経験が手術結果に大きな影響を与えることが多くの研究で報告されているためです。

まず、手術時間については、腹腔鏡手術を対象とした研究で、執刀医の経験によって手術時間が短縮されることが多数の論文で示されています 1-2)。また、手術後の合併症や再発率についても、外科医の経験が増すことでその発生率が低下することが報告されています 3)。

このように、執刀医の経験が手術時間の短縮、合併症のリスク軽減、再発防止に寄与することは多くの研究で確認されています。そのため、鼠径ヘルニアの手術を受ける病院を選ぶ際には、執刀医の「手術実績」を重要な選定基準として考慮することが推奨されます。

■参考文献
1) Bökeler U, Schwarz J, Bittner R, et al. Teaching and training in laparoscopic inguinal hernia repair （TAPP）：impact of the learning curve on patient outcome. Surg Endosc. 2013；27（8）：2886-93.
2) Lim JW, Lee JY, Lee SE, et al. The learning curve for laparoscopic totally extraperitoneal herniorrhaphy by moving average. J Korean Surg Soc. 2012；83（2）：92-6.
3) Feliu-Palà X, Martin-Gómez M, Morales-Conde S, et al. The impact of the surgeon’s experience on the results of laparoscopic hernia repair. Surg Endosc. 2001；15（12）：1467-70

鼠径ヘルニアは当院までご相談ください

大阪・梅田の鼠径ヘルニア専門クリニック「大阪日帰り外科そけいヘルニアクリニック」では、成人鼠径ヘルニアを内視鏡（腹腔鏡）による日帰り手術で治療しています。

2022年8月の開院以降、当院は多くの鼠径ヘルニアの患者さまの手術を行ってきました。直近の月間の手術件数は60件を超えています。
また、当院は、JR大阪駅から徒歩3分の好立地にあり、土曜・日曜・祝日も診療を行っているため、患者さまが通院しやすい環境です。

鼠径ヘルニアや鼠径部の症状でお悩みの方は、当院までご相談ください。