鼠径ヘルニア（脱腸）の手術費用をわかりやすく解説！

大阪・梅田の鼠径ヘルニア専門クリニック「大阪日帰り外科そけいヘルニアクリニック」です。

鼠径ヘルニアの手術費用は、公的医療保険が適用され、さらに高額療養費制度を利用することで、自己負担額を大幅に抑えることができます。

本記事では、鼠径ヘルニア手術の費用について、手術方法や治療期間に応じた費用の違い、高額療養費制度などを解説します。

鼠径ヘルニアの手術は保険適用

鼠径ヘルニアの手術は、公的医療保険を利用して受けることができます。
手術に加え、診療や検査など治療にかかる費用も保険が適用されます（クリニックによっては、一部費用が自己負担となる場合があります）。

そのため、同じ治療法（手術方法、入院・日帰り）であれば、日本全国どの医療機関でも費用に大きな差はありません。また、後ほどご紹介する高額療養費制度を利用することで、ご負担額を抑えることが可能です。

手術方法や治療期間によって異なる費用

保険診療の関係で、同じ治療法であれば、どの医療機関でも費用に大きな差はありません。しかし、手術方法（術式）や治療期間（入院・日帰り）、麻酔の種類によって費用が変わります。

3割負担の場合、鼠径ヘルニア手術の費用の目安は以下の通りです。

高額療養費制度について

鼠径ヘルニア手術費用は公的医療保険により負担が軽減されますが、手術で高額な自己負担が生じる場合、高額療養費制度を利用することができます。

高額療養費制度とは、医療費の負担が家計に過度な負担を与えないようにするために、医療機関や薬局の窓口で支払う1か月（1日から末日まで）の医療費が上限額を超えた場合、その超過分が支給される制度です。
月の負担額の上限は、患者さまの年齢や所得に応じて決められており、特定の条件を満たすことで、さらに負担が軽減される仕組みもあります。

高額療養費制度の詳細については、以下の記事をご参考ください。

当院の鼠径ヘルニアの手術費用

当院では、日帰りで全身麻酔下の腹腔鏡手術で鼠径ヘルニアを治療しています。
当院で治療を受けた場合のご負担額の目安は以下の通りです。

この金額は、高額療養費制度による払い戻しを受けた後の金額です。先ほどもご紹介したように、医療機関によって入院・日帰りの違いや手術方法（術式）により金額は異なります。

詳細については、受診された医療機関にお問い合わせいただければと思います。

まとめ

本記事では、鼠径ヘルニアの手術費用について解説しました。

鼠径ヘルニアの手術費用において、今回の事例では、日帰りで局所麻酔下に鼠径部切開法を行う場合が最も安価となっています。

ただし、英国で行われた研究では、早期職場復帰による生産性コストを含めると、腹腔鏡手術と鼠径部切開法とのコスト差は解消されることが報告されています 1)。また、米国で行われた研究では、医療経済評価の視点において、腹腔鏡手術が鼠径部切開法より費用対効果に優れるといった報告もあります 2)。

そのため、鼠径ヘルニアの治療を受けるにあたっては、手術費用だけではなく、術後の痛みや傷あと、社会復帰までの期間などを含めたトータルコストを考慮し、治療先を選ぶことが重要と考えます。

※参考文献
1) McCormack K, Wake B, Prez J, et al. Laparoscopic surgery for inguinal hernia repair：systematic review of effectiveness and economic evaluation. Health Technol Assess. 2005；9（14）：1-203
2) Stylopoulos N, Gazelle GS, Rattner DW. A cost–utility analysis of treatment options for inguinal hernia in 1,513,008 adult patients. Surg Endosc. 2003；17（2）：180-9.

鼠径ヘルニアは当院までご相談ください

大阪・梅田の鼠径ヘルニア専門クリニック「大阪日帰り外科そけいヘルニアクリニック」では、成人鼠径ヘルニアを内視鏡（腹腔鏡）による日帰り手術で治療しています。

2022年8月の開院以降、当院は多くの鼠径ヘルニアの患者さまの手術を行ってきました。直近の月間の手術件数は60件を超えています。
また、当院は、JR大阪駅から徒歩3分の好立地にあり、土曜・日曜・祝日も診療を行っているため、患者さまが通院しやすい環境です。

鼠径ヘルニアや鼠径部の症状でお悩みの方は、当院までご相談ください。

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