鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術は大丈夫?その疑問に回答!
大阪・梅田の鼠径ヘルニア専門クリニック「大阪日帰り外科そけいヘルニアクリニック」です。
当クリニックでは日々、鼠径ヘルニアに特化した診療、ならびに内視鏡(腹腔鏡)による日帰り手術を行っています。
鼠径ヘルニアの手術を検討される患者さまの中には、「日帰り手術で治療を受けて大丈夫?」と感じる方もおられます。
そこで、この記事では「鼠径ヘルニアの日帰り手術の安全性」について特集します。
鼠径ヘルニア(脱腸)とは
鼠径ヘルニアは、太ももの付け根(鼠径部)の筋肉に穴が開き、鼠径部の膨らみを認めるとともに、腸をはじめとした臓器が外に飛び出す病態を指します。一般的に、脱腸とも呼ばれる病気です。
鼠径ヘルニアは小児によく見られる病気ですが、成人、特に40代以上の男性にも頻繁に発症します。研究報告によれば、男性の3人に1人が鼠径ヘルニアを生涯に一度発症するともされています。
典型的な症状は、鼠径部にピンポン球のような膨らみが現れることです。この膨らみは、立っている時や力を入れるときに大きくなり、横になるか力を抜くと膨らみが凹んだり消えたりします。
鼠径ヘルニアは自然治癒することはなく、治療には手術が必要です。
鼠径ヘルニアの治療法となる手術には、主に「鼠径部切開法」と「内視鏡(腹腔鏡)手術」の2種類があります。
鼠径ヘルニアの日帰り手術の安全性
鼠径ヘルニアの手術を検討される患者さまの中には、「日帰り手術で治療を受けて大丈夫?」と感じる方もおられるかと思います。
鼠径ヘルニアの治療は手術が唯一の方法となるため、従来は病床を持つ病院やクリニックでの入院治療が中心でした。しかし、近年、手術技術や麻酔技術、医療機器の進化により、日帰り手術での治療が急速に普及しています。
この鼠径ヘルニアの日帰り手術ですが、その分野に精通した外科医・麻酔科医の元で手術を行えば、入院治療と同様に安全な治療法です。
実際に、当院では2022年8月の開院以来、現在までに923件の日帰り手術を行い、その安全性を実証しています。
さらに、欧米では鼠径ヘルニアの手術の多くが日帰り手術で行われています。
2007年に行われた調査によると、米国では鼠径ヘルニアの89%が日帰り手術で治療されていることが確認されています。(参考:米国28州のcommunity hospitalの日帰り手術実施状況/P332.表2)
このような背景から、日本でも鼠径ヘルニアの日帰り手術の割合が今後増加すると考えられます。
もちろん、患者さまの中には合併症や既往歴の観点から入院治療で手術を受けた方が良い方もおられます。そのような患者さまに対しては、適切な診断を行った後に連携病院へご紹介をさせていただきます。
まとめ
この記事では「鼠径ヘルニアの日帰り手術の安全性」について特集しました。
鼠径ヘルニアの日帰り手術は、その分野に精通した外科医・麻酔科医の元で手術を行えば、入院治療と同様に安全な治療法です。
欧米では鼠径ヘルニアの日帰り手術が主流であり、日本でもその割合が今後増加すると考えられます。
鼠径ヘルニアの治療は当クリニックを受診ください
JR大阪駅から徒歩3分の大阪日帰り外科そけいヘルニアクリニックでは、成人鼠径ヘルニアを治療しています。
当院は外科専門医・消化器外科専門医である院長、ならびに麻酔科専門医により、鼠径ヘルニアの内視鏡(腹腔鏡)による日帰り手術を行っております。
また、平日のご来院が難しい患者さまに向けて、土曜日・日曜日にも診療、手術を行っております。
鼠径部の膨らみ、痛みなどの症状でお悩みの方は、鼠径ヘルニアの可能性があります。
ぜひ一度、当院を受診ください。