日帰り手術
鼠径ヘルニアの日帰り手術に
関するご説明(動画)
当院で行う鼠径ヘルニアの日帰り手術に関する内容を動画でご紹介します。
日帰り手術の流れ
当院の鼠径ヘルニアの日帰り手術は、通常3回の診療で終了します。
※精密検査が必要な場合など、一部の患者さまでは診察回数が増える可能性があります。
1. 初回受診
(ご予約、診察、治療方針の決定)
お電話もしくはWEB経由でご予約をお願いします。
診察日に、医師の診察を経て、治療方針の決定を行います。
治療適応ありと判断し、当院での治療を希望される場合、同日に手術予定日を決定します(精密検査を行う場合は、検査結果を確認してから手術予定日を決定します)。
診察には、問診、身体診察、超音波検査を行います。女性の患者さまの場合、女性看護師が必ず診察に立ち合いますのでご安心下さい。診断補助として、腹部CT検査を行う場合があります(提携先の医療機関に検査を依頼します)。
数ヶ月以内に他院でCTを受けておられ、画像データをお持ちの方は持参して下さい。
手術予定の場合、血液検査、心電図検査、呼吸機能検査、胸部レントゲン検査を行います。また、患者様に応じて精密検査を行う場合があります。胸部レントゲン検査、ならびに精密検査は提携先の医療機関に依頼しております。
2. 診察日~手術前日
手術前後での喫煙は、合併症を増やすことが証明されています。具体的には、傷が膿んで治りが悪くなったり、手術後の肺炎のリスクが増える、などの可能性があります。このことから、診察日以降は必ず、禁煙をお願いします。
手術前開院日に、確認のお電話もしくはメールをさせて頂きます。
手術前日の飲酒はお控え頂き、夕食は21時までに済ませ、十分な休息を取って下さい。
3. 手術当日
手術当日は、必ず朝食を摂らずにお越し下さい。飲水は朝(お伝えしている時間)まで可能です。これらが守られていない場合は誤嚥のリスクがあるため、手術は延期させて頂きます。十分にご注意下さい。
ご来院後、体調確認をさせて頂き、検査着に着替えて手術室へ移動します。
手術時間は前後の麻酔も含めて約1時間半程度です。手術後は院内で十分な休息を取って頂き、飲水や自立歩行が可能であることを確認し、ご帰宅頂きます。
手術後の運転は禁止させて頂いておりますので、公共交通機関をご利用頂くか、自動車で来られる場合は、必ずお付き添いの方の運転をお願いします。
帰宅時の安全確保の観点から、原則お付き添いの方の同席をお願いしております。お付き添いの方の同席が難しい場合は、個別にご相談下さい。院内の待合スペース、もしくは院外でお待ち頂くことが可能です。
手術当日の夜間帯などにもしトラブルがありましたら、手術患者さまのみにお渡しする緊急連絡先までご連絡下さい。
4. 手術後の経過
手術当日は飲酒をお控え下さい。また、術後一週間の禁煙をお願いしております。手術前後での喫煙は感染リスクを上昇させます。傷が膿むといった合併症が起きると、結果として通院期間が伸びてしまいます。
術後一週間程度の入浴は、シャワーのみでお済ませ下さい。手術当日は、入浴により傷を長時間温めることで、じわじわと出血する可能性があります。
手術翌日以降、日常生活の範囲内の運動(歩行や短時間の自転車の運転など)は無理のない範囲で可能です。一方で手術直後の過度の運動は、メッシュがずれることで再発のリスクとなります。
これを避けるため、腹圧がかかる行為(重いものをもつ、腹筋などのトレーニングなど)は、手術後2週間〜1ヶ月程度、出来る限りお控え頂いております。便秘で日常的にいきむ方、慢性的な咳をお持ちの方は、個別にご相談下さい。
お仕事に関して、デスクワークであれば翌日、軽い立ち仕事であれば翌々日くらいを復帰の目安とお考え下さい。長時間の立ち仕事や重労働の場合は、数日から一週間程度、無理なくお休み頂くことをお勧めします。
5. 術後診察
手術の約一週間後に診察を予定し、問題がなければ診察終了となります。
追加の診察が必要と判断する場合は、再診を予定します。
当院のご予約は、電話、Web予約から可能です。またLINEによる無料相談も受け付けております。
鼠径ヘルニアや鼠径部の症状でお悩みの方は、当院までご相談ください。