鼠径ヘルニア豆知識

鼠径ヘルニア手術後の生活はどう変わる?仕事・運動・日常動作の注意点を解説!

鼠径ヘルニア患者さまの悩み

大阪・梅田にある鼠径ヘルニア専門クリニック「大阪日帰り外科そけいヘルニアクリニック」です。当院では、成人の鼠径ヘルニアに対し、内視鏡(腹腔鏡)を用いた日帰り手術を行っています。

手術後の経過ごとの注意点

鼠径ヘルニアの診察

鼠径ヘルニアの日帰り手術後は、回復の段階に応じて注意すべき点が異なります。以下では、手術後の時期ごとに主な注意点をまとめています。

手術当日(帰宅後〜夜間)

  • 食事制限はありません。体調に応じて、普段どおりのお食事をお召し上がりいただけます。
  • 手術当日のアルコールの摂取はお控えください。術後1週間程度は、出血のリスクがあるため飲酒は極力お控え下さい。
  • シャワー浴は当日の夜から可能ですが、長時間の入浴や浴槽に浸かることは出血リスクを避けるため、翌日以降を推奨します。
  • 術後の痛みは夜間から翌朝にかけて強くなることが多いため、痛みがある場合は処方された鎮痛薬を適宜ご使用ください。

手術翌日

  • デスクワークや軽い立ち仕事、車の運転は可能です。
  • 術前に中止していたお薬(抗凝固薬・抗血小板薬を含む)は、翌朝から再開可能です。
  • 医療用メッシュは術後約2週間~1か月で体内に安定して固定されます。この期間中に腹筋運動や強い腹圧がかかる動作(重い物を持つ、激しいスポーツ、排便時のいきみなど)は控えてください。これらは再発や慢性疼痛の原因となることがあります。

手術から2〜3日目以降

  • 長時間の立ち仕事や歩行を伴う作業への復帰が可能になります。
  • 手術後の痛みについては軽減している方が多い時期ですが、メッシュの固定はまだ不完全なため、重労働や強い腹圧をかける動作は引き続き控えてください。

手術から1週間以降

  • 多くの方で痛みはほぼ軽快し、わずかな違和感が残る程度になります。
  • この頃からは、散歩や軽いジョギングなどの運動が可能になります。一方、ゴルフや筋トレなど高負荷の運動は、術後2週間以降の再開が望ましいです。

手術から2週間以降

  • 腹筋運動や負荷の高いトレーニング、スポーツは徐々に再開可能です。無理のない範囲で少しずつ始めてください。

手術から1か月以降

  • メッシュの固定も完了し、治癒が見込まれる時期となります。この頃には、手術前と同様の生活にほぼ復帰可能です。
  • わずかな違和感が残ることもありますが、多くの場合時間の経過とともに自然に改善していきます。

手術後の仕事復帰はいつから?

仕事復帰

鼠径ヘルニアの日帰り手術を受けた後の仕事復帰の時期は、従事されている仕事内容によって異なります。

デスクワーク(パソコン業務や座って行う作業)を中心とする場合は、術後の痛みが軽度であれば、早ければ翌日から翌々日には復帰可能です。ただし、手術直後は痛みや違和感が出やすいため、できる限り余裕を持ったスケジュールでの復帰が望ましいでしょう。

立ち仕事や軽度の身体的負荷を伴う業務(接客、販売、軽作業など)の場合は、術後2〜3日目以降、遅くとも1週間程度での復帰が目安です。痛みの強さや日常動作への影響をみながら、無理のない範囲で徐々に復帰することが大切です。

一方、重い物を持ち上げる作業や強い腹圧がかかる高負荷の業務(建設業、配送業、介護業務など)では、術後3〜4週間程度は安静期間を設けるのが一般的です。メッシュの定着が安定するまでの間に過度な負担をかけると、再発や慢性疼痛などの合併症を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

復帰の具体的な時期は、患者様の状態や術後の経過、仕事内容の特性によっても異なるため、主治医と相談したうえで判断してください。

手術後の運動はいつから再開できる?

運動の再開

鼠径ヘルニアの手術で使用する医療用メッシュは、術後約2週間から1ヶ月程度で体内に固定されます。この期間中に強い負荷がかかると、メッシュのずれや再発、慢性疼痛などのリスクが高まるおそれがあります。

そのため、腹筋運動や筋力トレーニング、激しいスポーツなどの高負荷な運動は、少なくとも術後2週間は控えることが推奨されます。

一方で、散歩や軽いジョギングといった軽度の運動であれば、術後1週間を目安に再開可能です。ただし、痛みや違和感が残っている場合は、無理に再開せず、体調に応じて調整することが重要です。

運動の再開についても、個人差がありますので、事前に主治医と相談したうえで無理のない範囲で始めることが大切です。

まとめ

大阪日帰り外科そけいヘルニアクリニック

鼠径ヘルニアの日帰り手術後は、回復の段階に応じて注意すべき点が異なります。今回取り上げた、手術後の経過に合わせた日常生活の注意点を意識することで、スムーズな回復につながります。

仕事復帰の時期は、従事されている仕事内容によって異なります。パソコン業務などのデスクワークが中心の場合、術後の痛みが軽度であれば、早ければ翌日から翌々日には復帰が可能です。一方で、重い物を持つ作業や腹圧がかかりやすい高負荷な業務に従事されている方は、術後3〜4週間程度の安静期間を設けるのが一般的です。

運動についても、再開のタイミングは内容によって異なります。散歩や軽いジョギングなどの軽度な運動は、術後1週間程度を目安に再開が可能です。ただし、腹筋運動や筋力トレーニング、激しいスポーツなどの高負荷な運動は、少なくとも術後2週間は控えることが推奨されます。

仕事や運動、日常生活における注意点は、それぞれの患者さまの状態や術後の経過によっても異なるため、、主治医と相談したうえで無理のない形で進めることが大切です。

鼠径ヘルニアは当院までご相談ください

鼠径ヘルニアの手術

大阪・梅田の鼠径ヘルニア専門クリニック「大阪日帰り外科そけいヘルニアクリニック」では、成人鼠径ヘルニアを内視鏡(腹腔鏡)による日帰り手術で治療しています。

2022年8月の開院以降、当院は多くの鼠径ヘルニアの患者さまの手術を行ってきました。直近の月間の手術件数は70件を超えています。また、当院はJR大阪駅から徒歩3分の好立地にあり、土曜・日曜・祝日も診療を行っているため、患者さまが通院しやすい環境です。

鼠径ヘルニアや鼠径部の症状でお悩みの方は、当院までご相談ください。

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大阪日帰り外科そけいヘルニアクリニック
2022年8月に大阪梅田で開院した鼠径ヘルニア専門クリニック。鼠径ヘルニアを早期の社会復帰が可能な内視鏡日帰り手術で治療しています。「大阪駅」、「梅田駅」からすぐの好アクセスや土日も診療など、患者様の利便性も考慮したクリニックです。
2022年8月に大阪梅田で開院した鼠径ヘルニア専門クリニック。鼠径ヘルニアを早期の社会復帰が可能な内視鏡日帰り手術で治療しています。「大阪駅」、「梅田駅」からすぐの好アクセスや土日も診療など、患者様の利便性も考慮したクリニックです。
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